大切な我が家を守るためにも
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地震は突如やってきます。大切な住まいを守るためにも耐震補強はきちんと行いましょう。日本は地震大国でもあるため、いつ地震が起きてもいいように備えをしておかなければなりません。その備え一つに耐震診断があります。耐震診断は大切な家族を守るための重要なものです。予想される大地震に対して建築物が耐えることが出来るかどうか調査検討を行います。また、耐震診断の一番の目的は、「大きい震災が来たときに、非難の時間が確保できるか」です。耐震性度を知り、避難する際の時間を稼ぐなどの対策を取ることにより、救える命もしっかり救うことができます。
耐震診断の必要性
かつての地震被害として阪神大震災では10万棟以上の建物が倒壊したくさんの命が奪われました。その犠牲者のほとんどは建物の下敷きとなって亡くなられています。原因の一つに、耐震診断を施さず建物の耐震性度を把握できていなかったため、避難の時間を確保できなかったことにあります。このような出来事から、日本では耐震というキーワードに注目が集まりました。しかし、現在でもまだ耐震に問題がある建物がいくつもあります。耐震診断を行っていない、耐震改修が進んでいないというのが現状です。地震から命や財産を守るためにも、耐震診断を早急に実施されることをおすすめします。
耐震診断が必要な建物
建物を建てる際、建築基準法に基づき耐震設計がされますが耐震基準は1981年の建築基準法の改正によって現在の新耐震設計法になりました。しかし、それ以前に建てられた建物は現在の基準よりも耐震性能が劣ります。これが旧耐震基準です。旧耐震基準の建物は中地震に耐えるように設計されましたが、大地震に対しての確認は行われていません。よって、新耐震基準に合わせた耐震診断が必要となります。